Coral Capital(コーラル・キャピタル)は、シード期を中心に投資する独立系ベンチャーキャピタル。2019年3月、500 Startups Japanのチームがそのまま独立して立ち上げた。運用総額は約600億円、累計110社以上に投資。シリーズA以前のラウンドでは通常リード投資家となり、ラウンドの50〜100%を出資すると公表している。シード投資契約書のひな形「J-KISS」を公開したVCとしても知られる。このページでは、Coral Capitalの投資条件・ファンド構成・チーム・投資先と、起業家からのアプローチ方法を掲載する。
基本情報
| 正式名称 | 株式会社Coral Capital |
|---|---|
| 種別 | 独立系VC |
| 設立 | 2019年 (法人登記は2019年2月、 Coral Capitalとしての発表は 同年3月) |
| 代表者 | James Riney Founding Partner & CEO |
| 所在地 | 東京都港区虎ノ門2-9-1 虎ノ門ヒルズ江戸見坂テラス12階 (2024年1月に移転を発表) |
| 運用総額 | 約600億円 (2024年5月・4号ファンド組成後) 累計110社以上に投資 |
| 沿革 | 前身は2015年設立の 500 Startups Japan 1号ファンドは2016年2月に一次募集を 完了し、2017年6月に総額3,500万ドルで ファイナルクローズ 2019年3月、チームがそのまま独立して Coral Capitalを立ち上げた (500 Startups Japanは運営ブランドと しては解消され、既存1号ファンドの 運営は500と連携して継続) |
| 社名の由来 | サンゴ礁が海洋生態系の基盤で あるように、スタートアップが集い 成長する基盤でありたいという意味 |
| 公式サイト | URL:https://coralcap.co/ |
投資条件サマリ
| 投資ステージ | シード / シリーズA / シリーズB以降 (2024年12月に「シードから シリーズCまで」を投資戦略として公表。 公式サイトには「シード〜シリーズB」 表記も併存する) |
|---|---|
| 1社あたり投資金額 |
5,000万円〜30億円 (初回投資・追加投資を問わず) 4号ファンドでは1社最大30億円 |
| 投資領域 | オールジャンル (SaaS、フィンテック、ヘルスケアから ディープテック・核融合まで) |
| リード投資 |
する (シリーズA以前のラウンドでは 通常リード投資家となり、 ラウンドの50〜100%を出資すると 公表している) |
| 意思決定期間 | 非公表 (公表されていない) |
| 投資スタイル |
ハンズイフ (「ハンズオン」でも「ハンズオフ」でも ないと自ら公表。必要なときは密に支援し、 不要なときは邪魔をしない) 担当キャピタリストを決めず、 チーム全員で投資先を支援する |
| 累計投資社数 |
110社以上 (公式サイト公表) |
| フォローオン | 2020年4月に既存投資先向けの グロースファンドを組成 4号ファンドでは1社あたり 最大30億円までの追加投資が可能 |
支援体制
| 取り組み | 内容 |
|---|---|
| J-KISS | シード投資の契約書ひな形 前身の500 Startups Japan時代の 2016年4月に公開し、 現在もCoral Capitalが維持・公開 2022年4月にPost-Money Cap方式の 「J-KISS 2.0」を公開 |
| Coral Insights | スタートアップ・投資の知見を 発信するメディア |
| Startup Aquarium | スタートアップ転職イベント 2020年2月の初開催(1,000人超)から、 2024年は約2,500人規模に |
| Coral Beach | 2024年2月に開設した投資先向けスペース 2024年末までに約3,800人が来訪し、 約120のイベントを開催 |
| Coral Community | 100社超の投資先が参加する プライベートSNS 160名以上の投資家パートナーとの ネットワークも持つ |
運用ファンド一覧
| ファンド | 時期・規模 | 特記 |
|---|---|---|
| 500 Startups Japan(1号) |
2016年2月 一次募集完了 2017年6月 ファイナルクローズ 3,500万ドル |
前身組織のファンド |
| Coral Capital II | 2019年3月 ファーストクローズ 同年7月 ファイナルクローズ 50億円→総額60億円 |
Coral Capitalとしての 1本目のファンド |
| Coral Growth (1本目) |
2020年4月 組成 運用総額が 約150億円に |
既存投資先への フォローオンに特化 |
| Coral Capital III | 2021年8月 140億円 (1億2,800万ドル) 運用総額約300億円に |
LPにピーター・ティール氏 が率いるFounders Fundが 参加 |
| Coral Growth II | 2022年10月 一次・最終クローズ 運用総額が 約350億円に |
既存投資先向けの 2本目のグロースファンド プレシリーズA〜 シリーズB向けに 1社あたり5億〜20億円 |
| Coral Capital IV | 2024年5月 250億円 (目標200億円を超過) 運用総額約600億円に |
海外LPが3割超 1社あたり最大30億円 までの投資が可能に |
キャピタリスト・チーム
| 氏名 | 役職 | 経歴・特記 |
|---|---|---|
| James Riney | Founding Partner & CEO |
J.P. Morgan(ニューヨーク・ 東京)を経て、STORYS.JPを 運営するResuPress (現Coincheck)を創業しCEO その後DeNAのベンチャー投資 部門を経て500 Startupsの 日本1号ファンドを立ち上げ SmartHRの社外取締役を歴任 |
| 澤山 陽平 | Founding Partner |
東京大学大学院卒 野村證券でIT未上場企業の 調査に従事し、 2015年から500 Startups Japan のマネージングパートナー |
| Naoki John Yoshida |
Partner (サンフランシスコ 拠点) |
Hellman & Friedmanに約10年 Morgan StanleyのM&A部門 (ニューヨーク)を経て参画 |
| Rie Yano | Partner (サンフランシスコ 拠点) |
2025年4月にVenture Partner として参画 三菱商事を経てニューヨークで Material Wrldを創業 (2021年にMIXIへ売却) MIXI米国法人ゼネラル マネージャーを歴任 |
| Ayumi Iwamoto | Partner | 2022年4月入社 2024年7月、投資チーム以外 から初のパートナーに就任 リクルートに10年超在籍し TECH LAB PAAKの立ち上げ などを担当 |
主な投資先
| 企業名 | 事業 | 調達状況・特記 |
|---|---|---|
| SmartHR | 人事労務クラウド | 2021年6月に約156億円を調達し ユニコーン化 2025年11月、Coral Capitalが 保有株の一部(146億円分)を General Atlanticへ譲渡 |
| カケハシ | 薬局DX | — |
| 京都フュージョ ニアリング |
核融合 | — |
| GITAI | 宇宙ロボティクス | — |
| hacomono | フィットネス 業界向けSaaS |
— |
| カミナシ | 現場DX | — |
| Graffer | 行政DX | — |
主な出来事
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2026-06 | 米防衛テックAndurilのラウンドに出資し、 Anduril Japanを支援 |
| 2025-11 | 保有するSmartHR株146億円分を General Atlanticへ譲渡 (国内単一の売り手としては 日本最大級のセカンダリー取引) |
| 2025-04 | Rie Yano氏がVenture Partnerとして参画 (サンフランシスコ拠点) |
| 2024-12 | 投資戦略として 「シードからシリーズCまで」を公表 |
| 2024-07 | Ayumi Iwamoto氏が投資チーム以外から 初のパートナーに就任 |
| 2024-05 | 4号ファンド(250億円)を組成完了 運用総額約600億円に |
| 2024-02 | 投資先向けスペース「Coral Beach」を開設 (オフィス移転は同年1月に発表) |
| 2022-10 | 既存投資先向けの2本目のグロースファンド 「Coral Growth II」を組成 運用総額約350億円に |
| 2021-08 | 3号ファンド(140億円)を組成完了 LPにFounders Fundが参加 |
| 2020-04 | 既存投資先向けのグロースファンドを組成 |
| 2019-03 | 500 Startups Japanから独立して Coral Capitalを設立 |
Coral Capitalの特徴
- Coral Capitalのポイント
- 500 Startups Japanのチームがそのまま独立して2019年に設立された
- シードからシリーズCまで、1社あたり5,000万円〜30億円を投資する
- シリーズA以前のラウンドでは通常リード投資家となり、ラウンドの50〜100%を出資すると公表している
- 「ハンズオン」でも「ハンズオフ」でもない「ハンズイフ」を掲げ、担当を決めずチーム全員で投資先を支援する
- SaaSからディープテック・核融合まで業種を問わず投資する
- シード投資契約書のひな形「J-KISS」を公開し、日本のシード投資の標準化に寄与した
- 3号ファンドにはピーター・ティール氏が率いるFounders Fundが出資している
- メディア「Coral Insights」、転職イベント「Startup Aquarium」、投資先向けスペース「Coral Beach」など、投資以外のエコシステム施策を多く運営する
よくある質問
Q1. Coral Capitalはどんなベンチャーキャピタルですか?
A. 2019年に500 Startups Japanから独立したシード中心の独立系ベンチャーキャピタル。運用総額は約600億円(2024年5月・4号ファンド組成後)で、累計110社以上に投資している。
Q2. Coral Capitalの投資金額はいくらですか?
A. 1社あたり5,000万円〜30億円(初回投資・追加投資を問わず)。4号ファンドでは1社最大30億円までの投資が可能。
Q3. Coral Capitalはどのステージ・どんな企業が対象ですか?
A. シードからシリーズCまで(2024年12月に公表した投資戦略)。投資領域は全業種で、SaaSからディープテック・核融合まで幅広い。
Q4. Coral Capitalの投資先にはどんな会社がありますか?
A. SmartHR、カケハシ、京都フュージョニアリング、GITAI、hacomono、カミナシ、Grafferなど累計110社以上。
Q5. Coral Capitalにアプローチするにはどうすればいいですか?
A. 公式サイトの問い合わせのほか、StartupListから直接オファーを送ることができる。StartupListでは投資ステージや過去の投資実績から自社に合う投資家を検索し、そのままコンタクトできる。
Q6. Coral Capitalはリード投資をしますか?
A. する。シリーズA以前のラウンドでは通常リード投資家となり、ラウンドの50〜100%を出資すると公表している。
Q7. Coral Capitalの意思決定までの期間はどのくらいですか?
A. 公表されていない。StartupList経由で直接確認できる。
Q8. Coral Capitalは投資後にどこまで関与しますか?
A. 「ハンズオン」でも「ハンズオフ」でもない「ハンズイフ」を掲げ、必要なときは密に支援し、不要なときは邪魔をしない方針を公表している。担当キャピタリストを決めず、チーム全員で投資先を支援する。
Coral Capitalを含む3,000名以上の投資家に、StartupListから直接アプローチ
StartupListには1万社以上のスタートアップと3,000名以上の投資家が登録。投資ステージ・領域・過去の投資実績から自社に合う投資家を検索し、無料でオファーを送信できる。
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情報源: Coral Capital公式サイト・公式発表・投資先リリース・報道



