SBIインベストメントは、SBIホールディングス傘下でベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行う金融グループ系ベンチャーキャピタル。1996年6月に設立され、累計ファンド組成額は8,414億円、累計投資社数1,314社のうち219社がIPOまたはM&AでEXITしている。フィンテック・AI・ブロックチェーンなどテーマを定めた大型ファンドを継続的に組成し、投資後は役員派遣を含むフルハンズオン形式で支援する。このページでは、SBIインベストメントの投資条件・ファンド構成・投資先と、起業家からのアプローチ方法を掲載する。
基本情報
| 正式名称 | SBIインベストメント株式会社 (SBI Investment Co., Ltd.) |
|---|---|
| 種別 | 金融系VC (SBIホールディングス子会社) |
| 設立 | 1996年6月 |
| 代表者 | 北尾 吉孝 (代表取締役 執行役員会長兼社長・ 2022年2月就任) |
| 所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー19F |
| 事業内容 | ベンチャーキャピタルファンドの 運用・管理 |
| グループ内の 位置づけ |
SBIグループのアセットマネジメント 事業における中核的企業 2023年5月1日に設立された中間持株会社 SBI PEホールディングス株式会社の傘下に、 SBI新生企業投資とともに置かれた |
| 公式サイト | URL:https://www.sbinvestment.co.jp/ |
SBI新生企業投資、SBI地域事業承継投資、SBI PEホールディングスはいずれも別法人。本ページの数値はSBIインベストメント単体のもの。
投資条件サマリ
| 投資ステージ | 非公表 (ステージを限定した公式表明はない。 未公開企業に重点を置いて投資し、 各企業の事業ステージに応じて 支援すると公表している) アクセラレータープログラム「SEA」は シード〜プレシリーズAが対象 |
|---|---|
| 1社あたり投資金額 | 非公表 (レンジは公表されていない。 ラウンド規模に応じた個別協議) |
| 投資領域 | AI / フィンテック / ディープテック / ヘルスケア (AI、ブロックチェーン、フィンテック、 IT、バイオ・ライフサイエンス/ ヘルスケア、環境エネルギー。 5G・IoT・ビッグデータ・ロボティクス・ インフラ・食品/農業へも拡大) |
| リード投資 |
する (2025年5月14日のAcompanyの シリーズBラウンド(総額11億円)で リード投資家を務めた) |
| 意思決定期間 | 非公表 (公表されていない) |
| 投資スタイル |
フルハンズオン (各企業の事業ステージに応じた 事業提携の提案、役員派遣を含む人材紹介、 内部管理体制の構築、資本政策の作成、 海外進出支援を行うと公表) |
| 累計投資社数 |
1,314社 (国内外合計・2025年3月末時点) うち219社(16.7%)がIPOまたは M&AでEXIT |
| 累計ファンド 組成額 |
8,414億円 (2025年6月時点。GP等を務めるファンド および業務委託を受けるファンドの 出資約束金ベース) |
| 運用スキーム | 自社が運用する「ジェネラルファンド」と、 事業会社と共同組成する 「CVCファンド」の2種類 CVCファンドは21社・総額1,590億円規模 (2025年7月1日時点) |
支援体制
| 取り組み | 内容 |
|---|---|
| フルハンズオン 支援 |
事業提携の提案、役員派遣を含む人材紹介、 内部管理体制の構築、資本政策の作成、 海外進出支援 各企業の事業ステージに応じて実施する |
| 投資家 ネットワーク |
70以上の地域金融機関をはじめ、 大手金融機関や事業会社を含む 200以上の投資家から出資を受けており、 ファンド投資家と投資先企業の マッチングを行う |
| 海外展開支援 | SBIグループの海外拠点ネットワークを 活用して投資先の海外展開を支援する |
| SBI Entertainment Acceleration (SEA) |
2025年3月に開始した アクセラレータープログラム シード〜プレシリーズA期の エンターテインメント・ ファンエンゲージメント領域が対象 |
運用ファンド一覧
| ファンド | 時期・規模 | テーマ |
|---|---|---|
| FinTechビジネス イノベーション 投資事業 有限責任組合 |
2015年12月組成 2016年6月募集完了 300億円 |
フィンテック |
| SBI AI&Blockchain 投資事業 有限責任組合 |
2018年1月設立 2019年1月募集完了 600億円 |
AI・ブロックチェーン |
| SBI 4+5ファンド (SBI 4&5投資事業 有限責任組合ほか) |
2021年4月設立発表 2022年1月募集完了 1,000億円 (2号を含む合計) |
第4次産業革命関連技術と Society5.0領域 |
| SBIデジタル スペースファンド (SBI Venture Fund2023投資事業 有限責任組合) |
2023年11月設立発表 2025年6月募集完了 1,000億円 |
Web3・メタバース等の デジタルスペース、 AI・ビッグデータ、半導体、 フィンテック、 ロボティクス、 ヘルスケア、DX、 Climate Tech |
| クールジャパン-SBI コンテンツ投資事業 有限責任組合 |
2026年4月17日設立 125億円 (海外需要開拓支援機構が 最大100億円出資) |
ゲーム・アニメ・マンガ・ 音楽・実写等のコンテンツ、 コンテンツ プラットフォーム、 IP関連事業 |
事業会社との共同CVCファンド(主なもの)
| 相手先 | ファンド | 時期・規模 |
|---|---|---|
| ニコン | Nikon-SBI Innovation Fund Ⅱ |
2023年11月1日設立 50億円 |
| リコー | RICOH Innovation Fund Ⅱ |
2026年4月設立 (4月7日発表) 30億円 |
| 東急不動産 ホールディングス |
TSVF2投資事業 有限責任組合 |
2025年1月6日設立発表 50億円 |
| 山九 | Sankyu-SBI イノベーション ファンド1号投資事業 有限責任組合 |
2025年9月1日設立 (7月31日発表) 50億円 |
| パナソニック | PC-SBI投資事業 有限責任組合 (パナソニック くらしビジョナリー ファンド) |
2022年7月15日設立発表 80億円規模 (10年間の投資枠) |
山九との取り組みでは、上記のCVCファンドと合わせて事業承継ファンド「Sankyu-SBI M&A1号投資事業有限責任組合」(150億円)が組成され、総額200億円規模となる。事業承継ファンドにはSBI地域事業承継投資、SBI新生企業投資も参画している。
キャピタリスト・チーム
| 氏名 | 役職 |
|---|---|
| 北尾 吉孝 | 代表取締役 執行役員会長兼社長 |
| 後藤 健 | 取締役 執行役員副社長 |
| 中村 英司 | 取締役 執行役員専務 |
| 仁位 朋之 | 取締役 執行役員 |
| 登 輝久 | 取締役 執行役員 |
| 加藤 由紀子 | 取締役 執行役員 (CVC事業部長・2023年6月選任) |
| 小竹 正信 | 監査役 |
主な投資先
| 企業名 | 事業 | 調達状況・特記 |
|---|---|---|
| ウェルスナビ | ロボアドバイザー 資産運用 |
2016年10月に出資・ 業務提携を公表 2020年12月22日に 東証マザーズへ上場 |
| BASE | ネットショップ 作成サービス |
2016年10月に出資を公表 2019年10月25日に 東証マザーズへ上場 |
| Acompany | プライバシーテック | 2025年5月14日の シリーズBラウンド (総額11億円)で SBIインベストメントが リード投資家 |
そのほかの主な投資先: AI inside、AI model、パートナーサクセスなど累計1,314社。IPO企業一覧・全ポートフォリオは公式サイトを参照。
主な出来事
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2026-04 | 海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)と 「クールジャパン-SBIコンテンツ投資事業 有限責任組合」(総額125億円)を共同設立 (4月17日) |
| 2026-04 | リコーとCVC2号ファンド 「RICOH Innovation Fund Ⅱ」(30億円)を 共同設立(4月7日発表) |
| 2025-09 | 山九とCVCファンド「Sankyu-SBI イノベーションファンド1号」(50億円)を設立 (7月31日発表) |
| 2025-06 | 「SBIデジタルスペースファンド」が総額 1,000億円で募集完了 累計ファンド組成額が8,414億円に(6月27日) |
| 2025-03 | アクセラレータープログラム 「SBI Entertainment Acceleration(SEA)」を 開始(3月24日に第1回募集開始) |
| 2025-01 | 東急不動産ホールディングスとCVC2号ファンド 「TSVF2投資事業有限責任組合」(50億円)を 共同設立(1月6日発表) |
| 2023-11 | 最大1,000億円規模の 「SBIデジタルスペースファンド」設立を発表 (11月9日) |
| 2023-11 | ニコンとCVC2号ファンド 「Nikon-SBI Innovation Fund Ⅱ」(50億円)を 共同設立(11月1日) |
| 2023-05 | SBIグループの中間持株会社 SBI PEホールディングス株式会社の傘下に 置かれる(5月1日) |
| 2022-02 | 北尾吉孝氏が代表取締役 執行役員会長兼社長に 就任(2月7日) |
SBIインベストメントの特徴
- SBIインベストメントのポイント
- 自社が運用するジェネラルファンドと、事業会社と共同組成するCVCファンドの2つのスキームでファンドを運用する
- CVCファンドは21社・総額1,590億円規模(2025年7月1日時点)
- 累計投資社数は1,314社で、うち219社(16.7%)がIPOまたはM&AでEXITしている(2025年3月末時点)
- フィンテック(300億円)、AI・ブロックチェーン(600億円)、第4次産業革命関連(1,000億円)、デジタルスペース(1,000億円)と、テーマを定めた大型ファンドを継続的に組成している
- 投資後は役員派遣を含むフルハンズオン形式で支援すると公表している
- 70以上の地域金融機関を含む200以上の投資家から出資を受け、ファンド投資家と投資先企業のマッチングを行う
- 2025年5月のAcompanyのシリーズBラウンドでリード投資家を務めた
- 2025年からシード〜プレシリーズA期のエンターテインメント領域向けアクセラレータープログラム「SEA」を実施している
よくある質問
Q1. SBIインベストメントはどんなベンチャーキャピタルですか?
A. SBIホールディングス傘下でベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うベンチャーキャピタル。1996年6月に設立され、累計ファンド組成額は8,414億円(2025年6月時点)。累計投資社数1,314社のうち219社がIPOまたはM&AでEXITしている(2025年3月末時点)。
Q2. SBIインベストメントの投資金額はいくらですか?
A. 1社あたりの投資金額レンジは公表されていない。フィンテック(300億円)、AI・ブロックチェーン(600億円)、第4次産業革命関連(1,000億円)、デジタルスペース(1,000億円)といった大型ファンドを運用しており、ラウンド規模に応じた個別協議となる。StartupList経由で直接確認できる。
Q3. SBIインベストメントはどのステージ・どんな企業が対象ですか?
A. ステージを限定した公式表明はない。未公開企業に重点を置いて投資し、各企業の事業ステージに応じて支援すると公表している。投資領域はAI、ブロックチェーン、フィンテック、IT、バイオ・ライフサイエンス/ヘルスケア、環境エネルギー。アクセラレータープログラム「SEA」はシード〜プレシリーズAが対象。
Q4. SBIインベストメントの投資先にはどんな会社がありますか?
A. ウェルスナビ(2020年12月に東証マザーズ上場)、BASE(2019年10月に東証マザーズ上場)、Acompany(2025年5月のシリーズBでSBIインベストメントがリード)など。累計1,314社に投資し、うち219社がIPOまたはM&AでEXITしている(2025年3月末時点)。
Q5. SBIインベストメントにアプローチするにはどうすればいいですか?
A. 公式サイトの問い合わせのほか、StartupListから直接オファーを送ることができる。StartupListでは投資ステージや過去の投資実績から自社に合う投資家を検索し、そのままコンタクトできる。
Q6. SBIインベストメントはリード投資をしますか?
A. する。2025年5月14日のAcompanyのシリーズBラウンド(総額11億円)でリード投資家を務めた。
Q7. SBIインベストメントの意思決定までの期間はどのくらいですか?
A. 公表されていない。StartupList経由で直接確認できる。
Q8. SBIインベストメントは投資後にどこまで関与しますか?
A. 事業提携の提案、役員派遣を含む人材紹介、内部管理体制の構築、資本政策の作成、海外進出支援を、各企業の事業ステージに応じてフルハンズオン形式で行うと公表している。SBIグループの海外拠点ネットワークを活用した海外展開支援もある。
SBIインベストメントを含む3,700名以上の投資家に、StartupListから直接アプローチ
StartupListには8,500社以上のスタートアップと3,700名以上の投資家が登録。投資ステージ・領域・過去の投資実績から自社に合う投資家を検索し、無料でオファーを送信できる。
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情報源: SBIインベストメント公式サイト・SBIホールディングス公式発表・報道



