スカイランドベンチャーズは、プレシード・シード期に特化した独立系ベンチャーキャピタル。2012年8月に木下慶彦氏が26歳で設立し、累計投資社数は200社を超える。投資判断の基準の一つに「25歳以下であること」を挙げ、創業前から創業直後の起業家に出資する。投資委員会を置かず代表が決定できる体制をとり、合意から1〜2週間で入金まで進む場合もあると公表している。このページでは、スカイランドベンチャーズの投資条件・ファンド構成・チーム・投資先と、起業家からのアプローチ方法を掲載する。
基本情報
| 正式名称 | スカイランドベンチャーズ株式会社 (Skyland Ventures) |
|---|---|
| 種別 | 独立系VC |
| 設立 | 2012年8月 |
| 代表者 | 木下 慶彦 (CEO & General Partner) |
| 所在地 | 東京都渋谷区桜丘町16-13 桜丘フロント2ビル CryptoBase 5F |
| 資本金 | 100万円 |
| ミッション | The Seed Maker. & Unlearning. |
| 沿革 | 2012年8月、木下慶彦氏が26歳で設立 木下氏は早稲田大学理工学部卒業後、 大和SMBCキャピタル (現・大和企業投資)を経て 2011年にインキュベイトファンドへ入社し、 翌2012年に当社を創業した |
| 公式サイト | URL:https://skyland.vc/ |
投資条件サマリ
| 投資ステージ | プレシード / シード / アーリー (創業前から創業直後の シードマネー提供が中心) |
|---|---|
| 1社あたり投資金額 | 非公表 (現行のレンジは公表されていない) 過去の公表値は次の2つ: ・2号ファンド期(2016年)は 1社あたり約1,500万円を想定 ・インキュベーションプログラム 「WAVE」(2017年)は 1社500万〜1,000万円 |
| 投資領域 | AI / IT・SaaS / 消費財 (近年の注力テーマは生成AI、 エンターテインメント、インバウンド。 2022年以降はWeb3(暗号資産・NFT・ ブロックチェーン)にも注力し、 エクイティとトークンの両方で投資) |
| リード投資 |
する (インキュベーションプログラム 『荒波』からDiFunへリード投資。 『ごうぎん Skyland Next Fund』から ドライバーテクノロジーズへ 1億円をリード出資・2025年3月) |
| 意思決定期間 |
合意から1〜2週間で入金の場合も (投資委員会を置かず 代表の木下慶彦氏が決定できる体制。 2021年7月の取材時点) |
| 投資スタイル | 非公表 (ハンズオン/ハンズオフの 公式な表明はない) 投資委員会を置かず代表が決定する体制で、 創業前後の起業家に分散して投資する |
| 累計投資社数 | 200社超 |
| 投資基準 | 投資判断の基準の一つに 「25歳以下であること」を挙げている インターネット関連では、 エンジニアと共同創業しているか、 代表自身がエンジニアであるかも見る |
支援プログラム・拠点
| 名称 | 内容 |
|---|---|
| 荒波〜ARANAMI〜 | 生成AI特化のインキュベーション プログラム。U30が対象 プレイベントを経て2023年3月に 1st最終ピッチを開催し、 2nd(2023年5月)、 3rd(2023年8〜9月)と継続 ドリコム、キュービック、 ユーザーローカル、グリーが パートナーとして参画 |
| WAVE | 2017年5月にローンチした インキュベーションプログラム 3ヶ月間・1期あたり約3社を対象に、 1社500万〜1,000万円を投資 |
| Next Base | スタートアップ向けシェアオフィス 2024年1月に正式オープンし、 XTech Venturesと2社で共同運営 東京都渋谷区桜丘町24-1 橋本ビル6F |
| CryptoBase | Web3特化のコワーキングスペース 新拠点として入居し、 現在の本社所在地となっている |
運用ファンド一覧
| ファンド | 時期・規模 | テーマ・LP |
|---|---|---|
| Skyland Ventures 1号投資事業 有限責任組合 |
2013年12月 5億円 |
シード投資 |
| Skyland Ventures 2号投資事業 有限責任組合 |
2015年12月設立 (2016年1月発表) 設立発表時は 12億円規模 (組成額を9億円と する資料もある) |
シード投資 新規30社への投資、 1社あたり約1,500万円を 想定と発表 |
| Skyland Ventures 3号投資事業 有限責任組合 |
2018年3月 9.5億円規模 |
シード投資 |
| Skyland Ventures 4号投資事業 有限責任組合 |
2022年4月設立 2023年4月14日に 組成完了を発表 50億円規模 (2023年11月に 53億円へ増額) |
Web3(暗号資産・NFT・ ブロックチェーン)特化 LPにSBIグループ、 台湾のAppWorks、 VTuber事務所のSTPR、 投資先の上場企業経営者ら 個人が参画 |
| ごうぎん Skyland Next 1号投資事業 有限責任組合 (ごうぎん Skyland Next Fund) |
2023年11月8日発表 15.5億円 |
アーリーステージ特化 山陰合同銀行・ ごうぎんキャピタルと 共同組成・共同運営 発表時点でスタートアップ 3社に計3億円をコミット |
キャピタリスト・チーム
| 氏名 | 役職 |
|---|---|
| 木下 慶彦 | CEO & General Partner |
| 中村 公哉 | General Partner(2023年11月就任) |
| 初田 萌 | HRパートナー(2023年11月就任) |
主な投資先
| 企業名 | 事業 | 調達状況・特記 |
|---|---|---|
| ANYCOLOR | VTuberグループ 「にじさんじ」運営 |
2017年に2号ファンドを 通じて創業出資 2022年6月に 東証グロースへ上場 初期出資600万円に対し 上場時の保有株価値は245億円、 リターンは4,083倍と 代表がメディア取材で公表 |
| アイデミー | AI人材育成・DX支援 | 2017年6月に投資 (同社が最初の投資家) 2023年6月22日に 東証グロースへ上場 |
| メンタルヘルス テクノロジーズ |
産業医紹介・ メンタルヘルス支援 |
1号ファンドを通じて出資 2022年3月28日に 東証マザーズへ上場 |
| ドライバー テクノロジーズ |
ドライブレコーダー アプリ |
2025年3月、『ごうぎん Skyland Next Fund』から 1億円をリード出資 |
| DiFun | 生成AI活用の バーチャルヒューマン 制作 |
インキュベーション プログラム『荒波』から リード投資 |
| キリフダ | ブロックチェーン関連 | 2026年2月3日発表 Pacific Metaが株式の一部を 取得し連結子会社化 |
そのほかの主な投資先: 八面六臂、トランスリミット、カウモ、M&Aクラウド、エイジレス、ex Labs、Taiko、KEKKAI、Desoul、BEVMなど200社超。全ポートフォリオは公式サイトを参照。
主な出来事
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2026-02 | 投資先のキリフダがPacific Metaの 連結子会社となる(2月3日発表) |
| 2024-01 | スタートアップ向けシェアオフィス 「Next Base」をXTech Venturesと共同で 正式オープン |
| 2023-11 | 山陰合同銀行グループと共同で 『ごうぎん Skyland Next Fund』 (15.5億円)を組成 運用中の4号ファンドを53億円へ増額し、 中村公哉氏がGeneral Partner、 初田萌氏がHRパートナーに就任 |
| 2023-06 | 投資先のアイデミーが 東証グロースへ上場(6月22日) |
| 2023-04 | 4号ファンドをWeb3領域中心・ 総額50億円規模で組成完了(4月14日) SBIグループがLPとして参画 |
| 2023-03 | 生成AI特化のインキュベーション プログラム『荒波〜ARANAMI〜』の 1st最終ピッチを開催 |
| 2022-06 | 投資先のANYCOLORが 東証グロースへ上場 |
| 2022-04 | Web3特化の4号ファンドを設立し 投資を開始 |
| 2022-03 | 投資先のメンタルヘルステクノロジーズが 東証マザーズへ上場(3月28日) |
スカイランドベンチャーズの特徴
- スカイランドベンチャーズのポイント
- 創業前から創業直後のプレシード・シード期に投資し、累計投資社数は200社を超える
- 投資判断の基準の一つに「25歳以下であること」を挙げている
- 投資委員会を置かず代表の木下慶彦氏が投資を決定でき、合意から1〜2週間で入金まで進む場合もある
- 2022年4月にWeb3特化の4号ファンドを設立し、エクイティとトークンの両方で投資している
- 2023年から生成AI特化のインキュベーションプログラム『荒波〜ARANAMI〜』を運営している
- 山陰合同銀行グループと共同で『ごうぎん Skyland Next Fund』(15.5億円)を組成・共同運営している
- 投資先からANYCOLOR(2022年6月上場)、メンタルヘルステクノロジーズ(2022年3月上場)、アイデミー(2023年6月上場)が上場している
よくある質問
Q1. スカイランドベンチャーズはどんなベンチャーキャピタルですか?
A. プレシード・シード期に特化した独立系ベンチャーキャピタル。2012年8月に木下慶彦氏が設立し、累計投資社数は200社を超える。創業前から創業直後の起業家への出資と、Web3・生成AI領域への注力が特徴。
Q2. スカイランドベンチャーズの投資金額はいくらですか?
A. 現行の1社あたり投資金額レンジは公表されていない。過去の公表値では、2号ファンド期(2016年)に1社あたり約1,500万円、インキュベーションプログラム「WAVE」(2017年)で1社500万〜1,000万円としていた。
Q3. スカイランドベンチャーズはどのステージ・どんな企業が対象ですか?
A. プレシード・シード・アーリーステージが対象で、創業前から創業直後の起業家に投資する。投資判断の基準の一つに「25歳以下であること」を挙げている。近年の注力テーマは生成AI、エンターテインメント、インバウンドで、2022年以降はWeb3領域にも投資している。
Q4. スカイランドベンチャーズの投資先にはどんな会社がありますか?
A. ANYCOLOR(2022年6月に東証グロース上場)、メンタルヘルステクノロジーズ(2022年3月上場)、アイデミー(2023年6月上場)などの上場企業のほか、ドライバーテクノロジーズ、DiFun、M&Aクラウドなど200社超。
Q5. スカイランドベンチャーズにアプローチするにはどうすればいいですか?
A. 公式サイトの問い合わせフォーム、インキュベーションプログラム『荒波〜ARANAMI〜』への応募、シェアオフィス「Next Base」やコワーキングスペース「CryptoBase」が主な接点になる。なお、スカイランドベンチャーズはStartupListには登録していない。StartupListでは、同じプレシード・シード領域に投資する投資家を検索し、そのままオファーを送ることができる。
Q6. スカイランドベンチャーズはリード投資をしますか?
A. する。インキュベーションプログラム『荒波』からDiFunへのリード投資、『ごうぎん Skyland Next Fund』からドライバーテクノロジーズへの1億円のリード出資(2025年3月)などの実績がある。
Q7. スカイランドベンチャーズの意思決定までの期間はどのくらいですか?
A. 投資委員会を置かず代表の木下慶彦氏が決定でき、合意から1〜2週間で入金まで進む場合もあると公表している(2021年7月の取材時点)。現行の目安は個別の打診時に確認することになる。
Q8. スカイランドベンチャーズのバリュエーションの目安は?
A. 公表されていない。個別の打診時に確認することになる。
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情報源: スカイランドベンチャーズ公式サイト・公式発表・報道



