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UTEC(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)の投資条件・投資先・ファンド一覧

UTEC(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)の投資条件・投資先・ファンド一覧

VC投資家紹介
2026.08.17

UTEC(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)は、サイエンス・テクノロジー領域のシード・アーリー期にリード投資する大学系ベンチャーキャピタル。2004年4月の創業以来、6本のファンドで累計約1,300億円を運用し、累計投資社数は約160社。EXITはIPO20社・M&A等22件(2025年7月時点)。法人設立前の段階から投資し、リード投資家として取締役・監査役を派遣する。このページでは、UTECの投資条件・ファンド構成・チーム・投資先と、起業家からのアプローチ方法を掲載する。



基本情報

正式名称 株式会社東京大学エッジキャピタル
パートナーズ
(The University of Tokyo
Edge Capital Partners Co., Ltd.)
略称: UTEC
種別 大学系VC
設立 2004年4月に創業
(2018年4月に現法人を設立し、
2020年6月に一本化)
代表者 代表取締役社長CEO
マネージングパートナー 郷治 友孝
代表取締役COO
マネージングパートナー 坂本 教晃
所在地 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学南研究棟
(アントレプレナーラボ)3F
東京大学との
関係
東京大学が承認する技術移転関連事業者
大学の「知」の社会還元に向け、
優れた知的財産・人材を活用する
ベンチャー企業に投資する
沿革 2004年4月、「株式会社東京大学
エッジキャピタル」として創業
2018年4月に「株式会社東京大学
エッジキャピタルパートナーズ」を設立して
東京大学と覚書を締結し、
2020年6月に旧法人が解散して現法人へ一本化
2024年5月30日に創立20周年記念式典を開催
ビジョン Science/Technologyを軸に、
資本・人材・英知を還流させ、
世界・人類の課題を解決するための
フロンティアを開拓する
公式サイト URL:https://www.ut-ec.co.jp/

UTECは東京大学本体の子会社ではなく、独立して運営されるベンチャーキャピタル。東京大学の100%子会社である東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)は別法人で、東大IPCが運営するファンドはUTEC4号ファンドへのLP出資者でもある。

投資条件サマリ

投資ステージ プレシード / シード / アーリー
(法人設立前を含む。ミドル・レイターまで
フォローオンで継続支援する)
1社あたり投資金額 10億円〜30億円規模
(6号ファンドでの1社あたり累計)
投資領域 ディープテック / ヘルスケア /
IT・SaaS
(6号ファンドは
①ライフサイエンス&ヘルスケア
②IT
③フィジカルサイエンス&
エンジニアリングの3領域)
リード投資 する
(シード・アーリー段階のスタートアップに
リード投資または共同リード投資を行うことを
投資方針として公表している)
意思決定期間 非公表
(公表されていない)
投資スタイル ハンズオン
(リード投資家として
取締役・監査役を派遣する)
累計投資社数 約160社
(2025年7月時点)
EXITはIPO20社・M&A等22件
投資判断基準 優れたScience/Technologyであるか
強力なチームであるか
グローバルな市場や課題を
見据えているか
大学との関わり 国内外の大学・研究機関の研究者・起業家と
共にベンチャーを創出することに注力する
東京大学以外の大学発でも
投資戦略に合致すれば投資する
海外投資 あり
米国、インド、東南アジア、欧州、
アフリカで展開する30社超の
グローバルスタートアップに投資
Blume Ventures(インド)、
Amadeus Capital Partners(欧州)等と提携
累計運用額 約1,300億円
(6本のファンド累計・2025年7月時点)

支援プログラム

名称 内容
UTEC Founders
Program(UFP)
2021年5月に開始した
自由応募型の事業化支援プログラム
「Equityトラック」ではシード期
スタートアップへ最大1億円を投資
「Grantトラック」では期ごとの審査で
最大1,000万円(原則500万円以下)の
返済不要の事業化支援金と
最長1年の支援を提供する
Startup
Opportunity Club
(SOC)
経営人材プール
研究者・起業家と共同創業者/
CxO候補をマッチングする
Science2Startup
(S2S)Japan
LINK-J、CIC、delight ventures、
AN Ventures等と共に運営・協力する
プログラム
2024年春に公募を開始し、
同年11月8日に日本橋ライフサイエンスハブで
Final Symposiumを開催した

運用ファンド一覧

ファンド 時期・規模 主なLP
ユーテック一号
投資事業
有限責任組合
2004年7月1日設立
約83億円
UTEC2号
投資事業
有限責任組合
2009年7月31日設立
約71.5億円
UTEC3号
投資事業
有限責任組合
2013年10月15日設立
設立時130億円強
(最終約145.7億円)
産業革新機構
(INCJ・上限100億円)
UTEC4号
投資事業
有限責任組合
2018年1月17日設立
同年4月30日までに拡充
設立時約155億6,000万円
→拡充後
約242億5,000万円
東大IPCが運営する
協創プラットフォーム開発
1号ファンド
(上限20億円)
UTEC5号
投資事業
有限責任組合
2021年5月7日設立
304億円
三菱地所、
中小企業基盤整備機構
UTEC6号
投資事業
有限責任組合
2025年4月30日設立
(同年7月発表)
470億円超
(500億円規模を見込む)
国内外の年金基金・
保険会社・ソブリン
ウェルスファンド等の
機関投資家、金融機関
海外投資家比率は
15〜20%程度に
達する見通し

UTEC6号は「日本最大級のサイエンス/テクノロジーVCファンド」として組成された。

キャピタリスト・チーム

氏名 役職 経歴・特記
郷治 友孝 代表取締役社長CEO
マネージング
パートナー
1996年東京大学法学部卒業、
同年通商産業省
(現・経済産業省)入省
在省中に投資事業有限責任組合法
(1998年施行)を起草し、
ファンドの会計制度・税制・
運用成績報告制度を企画
新事業創出促進法の一部として
中小企業技術革新制度
(日本版SBIR)も起草した
2004年4月に退官しUTECを共同創業
2006年2月に代表取締役社長・
マネージングパートナー就任
2003年スタンフォード大学MBA、
2020年東京大学博士(工学)
2023年7月に日本ベンチャー
キャピタル協会(JVCA)会長へ
就任(田島聡一氏との2名体制)
坂本 教晃 代表取締役COO
マネージング
パートナー
東京大学経済学部卒業後、
経済産業省へ
2008年に退職し流通事業会社副社長、
コロンビア大学MBA、
マッキンゼー・アンド・カンパニーを
経て2014年8月にUTEC参画
IT・フィジカルサイエンス分野を
中心に投資
宇佐美 篤 取締役 パートナー 東京大学大学院薬学系研究科
生命薬学専攻博士、薬剤師
三菱総合研究所を経て
2013年10月にUTEC参画
ライフサイエンス領域の
シード・アーリー投資を担当
小林 宏彰 パートナー ヘルスケア、IT、
ライフサイエンス等の投資を担当
﨑田 博之 管理部長
パートナー
ファンド運営、投資家対応、
社内管理業務を担当

主な投資先

企業名 事業 調達状況・特記
ペプチドリーム 特殊ペプチド創薬
東京大学先端研の
菅裕明教授の技術が
コア
UTECは2008年7月に投資
2013年6月に
東証マザーズへ上場
ティアフォー 自動運転OSS
「Autoware」
2026年7月22日に
東証グロースへ上場
(証券コード593A、
公開価格1,085円)
国内売出の売出人に
UTEC4号が含まれる
オリシロ
ジェノミクス
無細胞プラスミド
DNA増幅技術
立教大学の
末次正幸教授の技術
2023年1月4日、Modernaが
約8,500万ドルで買収する
契約を発表
UTECは経営チーム組成を含む
起業プロセスを主導し、
出資に加えて事業会社との
提携交渉・知財構築・
人材採用を支援した
Repertoire
Genesis
免疫レパトア解析 2014年にUTECと共同で創業し、
UTECは創業時から
リード投資家
EurofinsグループのEurofins
Japanが過半数株式を取得
Oxford Quantum
Circuits(OQC)
オックスフォード大学
発の超伝導
量子コンピュータ
UTECが共同リード投資家
として出資
シリーズA初回クローズで
約3,800万ポンドを調達
(2022年7月)
モルフォ 画像処理技術
東京大学大学院
情報理工学系研究科
出身の技術者らが創業
UTECがリード投資した
2社目のIPO
2011年に東証マザーズへ上場

そのほかの主な投資先: ユーグレナ、ACSL(自律制御システム研究所)、AI insideなど約160社。全ポートフォリオは公式サイトを参照。

主な出来事

時期 出来事
2026-07 投資先のティアフォーが
東証グロースへ上場(7月22日)
2026-03 書籍『サイエンス・テクノロジー領域の
起業戦略 ― 創業から資金調達、
グローバル展開、M&A/IPOを見据えて』を
日経BP 日本経済新聞出版より刊行
2025-12 東京大学・大分大学・弁理士法人正林国際
特許商標事務所・ストライクと
「M&Aに関する知財データ駆動型
アプローチの開拓」共同研究を開始
2025-04 UTEC6号投資事業有限責任組合を設立
(4月30日、同年7月発表)
470億円超の規模で、郷治・坂本の
共同マネージングパートナー体制、
5名のパートナー体制へ移行
2024-11 「Science2Startup Japan Final
Symposium 2024」を日本橋
ライフサイエンスハブで開催(11月8日)
2024-05 創立20周年記念式典を東京大学
伊藤国際学術研究センターで開催(5月30日)
2024 「Science2Startup(S2S)Japan」の
公募を開始
2021-05 UTEC5号投資事業有限責任組合
(304億円)を設立(5月7日)
自由応募型事業化支援プログラム
「UTEC Founders Program」を開始
2004-04 「株式会社東京大学エッジキャピタル」
として創業

UTECの特徴

UTECのポイント
シード・アーリー段階でのリード投資または共同リード投資を基本的な投資方針として公表し、リード投資家として取締役・監査役を派遣する
法人設立前の段階から投資し、ミドル・レイターまでフォローオンで継続支援する
6本のファンドで累計約1,300億円を運用し、累計投資社数は約160社(2025年7月時点)
EXITはIPO20社・M&A等22件。オリシロジェノミクスはModernaが約8,500万ドルで買収した
6号ファンド(470億円超)は「日本最大級のサイエンス/テクノロジーVCファンド」として組成された
1社あたり累計10億円〜30億円規模を投資する(6号ファンド)
東京大学本体の子会社ではなく独立運営で、東京大学以外の大学発でも投資戦略に合致すれば投資する
米国・インド・東南アジア・欧州・アフリカの30社超のグローバルスタートアップに投資している
自由応募型の「UTEC Founders Program」でシード期に最大1億円の投資、または最大1,000万円の返済不要の事業化支援金を提供する

よくある質問

Q1. UTEC(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)はどんなベンチャーキャピタルですか?

A. サイエンス・テクノロジー領域のシード・アーリー期にリード投資する大学系ベンチャーキャピタル。2004年4月の創業以来6本のファンドで累計約1,300億円を運用し、累計投資社数は約160社、EXITはIPO20社・M&A等22件(2025年7月時点)。

Q2. UTECの投資金額はいくらですか?

A. 6号ファンドでは1社あたり累計10億円〜30億円規模を投資する。自由応募型の「UTEC Founders Program」では、Equityトラックでシード期に最大1億円、Grantトラックで最大1,000万円(原則500万円以下)の返済不要の事業化支援金を提供する。

Q3. UTECはどのステージ・どんな企業が対象ですか?

A. 法人設立前を含むシード・アーリー期が対象で、ミドル・レイターまでフォローオンで継続支援する。投資領域は①ライフサイエンス&ヘルスケア、②IT、③フィジカルサイエンス&エンジニアリングの3つ。東京大学以外の大学発でも投資戦略に合致すれば投資する。

Q4. UTECの投資先にはどんな会社がありますか?

A. ペプチドリーム(2013年上場)、ティアフォー(2026年7月上場)、モルフォ(2011年上場)、ユーグレナ、ACSL、AI insideなど約160社。オリシロジェノミクスはModernaが約8,500万ドルで買収した。

Q5. UTECにアプローチするにはどうすればいいですか?

A. 公式サイトの問い合わせフォーム、自由応募型の「UTEC Founders Program」への応募、経営人材プール「Startup Opportunity Club」への登録が主な接点になる。なお、UTECはStartupListには登録していない。StartupListでは、同じディープテック・シード領域に投資する投資家を検索し、そのままオファーを送ることができる。

Q6. UTECはリード投資をしますか?

A. する。シード・アーリー段階のスタートアップにリード投資または共同リード投資を行うことを投資方針として公表しており、リード投資家として取締役・監査役を派遣する。

Q7. UTECの意思決定までの期間はどのくらいですか?

A. 公表されていない。個別の打診時に確認することになる。

Q8. UTECは何を見て投資を判断しますか?

A. 優れたScience/Technologyであるか、強力なチームであるか、グローバルな市場や課題を見据えているかの3点を投資判断基準として公表している。

ディープテック領域に投資する3,700名以上の投資家に、StartupListから直接アプローチ

StartupListには8,500社以上のスタートアップと3,700名以上の投資家が登録。投資ステージ・領域・過去の投資実績から自社に合う投資家を検索し、無料でオファーを送信できる。

URL:新規登録(無料)

情報源: UTEC公式サイト・公式発表・報道

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