Scrum Venturesの特徴・評判・投資先実績を独自取材

Scrum Venturesの特徴・評判・投資先実績を独自取材

日米で投資活動を行い、グローバルな知見を持つプロフェッショナルチームがバリューアップ支援を行うScrum Venturesの特徴・投資先実績・投資判断のフローを解説します。


投資テーマや投資スタイル、組織体制などを独自取材しました!

(作成:StartupList編集部 最終更新:2022/02/24)






Scrum Venturesの概要


設立

2013年2月

ファンド規模

AUM$100M

ファンド本数

3本

ファンドの特徴

①東京・シリコンバレーに拠点を持つ
②Studio事業 大企業とのネットワークの提供
③多角的なバリューアップ支援(EXIT経験他、多様なバックグラウンドを持つメンバーが在籍)

投資ラウンド

Seed, Pre-Series A, Series A

バリュエーションレンジ

数億〜最大50億円

投資金額

初回投資3000万円〜最大1億円

リード投資

場合によってリード投資を行う

海外投資

積極的に海外投資を行う

タイプ

VC

投資スタイル

ハンズイフ

投資テーマ

ジャンル問わず幅広く投資

地域性

日本・米国

その他

新規事業創出に関する取組みの実施(「グローバル・アクセラレーター・プログラム」など)

会社HP

https://scrum.vc/ja/

連絡先(StartupList)

黒田さん早嶋さん


Scrum Venturesの組織体制

日米に複数の投資担当者やサポーターがいます。




宮田 拓弥 創業者兼ジェネラル・パートナー

EDS(現HP)のシステムエンジニア、などを経て、2002年南カリフォルニア大学発のベンチャー企業ニブンビジョンの創業に参画、日本法人代表取締役社長就任。同社はグーグルに買収されてイグジット。同年10月にジェイマジック設立。画像解析技術などを利用して、モバイルに特化したサービスを展開。09年同社のイグジットの後、ミクシィに入社。その後、アライアンス担当役員、アメリカ法人のCEOを務める。個人としてのエンジェル投資を続けた後、13年スクラムベンチャーズ創業。早稲田大学大学院理工学研究科薄膜材料工学修了。



桑原 智隆 Vice President of Strategy

1998年、通商産業省(現:経済産業省)入省。エネルギー・環境、自動車産業、情報政策、経済産業政策、Society 5.0実現を中心とする成長戦略を担当。在サンフランシスコ総領事館領事、内閣官房日本経済再生総合事務局企画官等を歴任。2018年、ベンチャー企業Origamiに参画し、戦略策定、産業界や政府に関する渉外、地域活性化型キャッシュレスを推進。2020年3月、Scrum Ventures参画。東京大学法学部、カリフォルニア大学大学院(UCSD IR/PS)卒。




中田 修二 Chief Financial Officer

三和銀行(現在三菱UFJ銀行)で大企業金融、国際部門の企画政策担当として欧米の地域戦略の企画、立案担当後、KPMG(ロスアンゼルス事務所)で金融機関向けのアドバイザリーおよび企業監査を担当。その後The Coca-Cola Companyにて企業買収、統合、アライアンスのディレクターとしてネスレ社とのJV設立、また日本のコカコーラボトラー統合推進。2005年からはゲーム業界に移り、バンダイナムコグループの米州統括CFOおよび欧州現地法人社長等を歴任。米国公認会計士。京都大学経済学部経営学科卒業。コーネル大学経営学大学院修了(MBA)。



髙橋 正巳 President, Scrum Studios

ソニーに入社後、東京とパリで液晶テレビのマーケティング担当、シリコンバレーでベンチャー企業の発掘、買収・投資案件に従事。2014年にUber入社、日本法人社長としてモビリティ事業の拡大を牽引し、東京で Uber Eats を立ち上げた。2017年にWeWork入社。ゼネラルマネージャー及び副社長 営業・マーケティング統括として、第一号拠点のオープンから2年間で6都市、30拠点以上への展開を指揮。2020年に最高戦略責任者に就任。2021年、スクラムスタジオ株式会社代表取締役社長に就任。オープンイノベーションを通じて、日本企業とグローバルスタートアップの新規事業創出を手掛ける。シカゴ大学卒(経済学専攻)、INSEADにてMBA取得。



黒田 健介 Principal

国内スタートアップ投資の責任者として、投資事業を担当。また、大企業とスタートアップの事業共創を支援するスタジオ事業では、スポーツやスマートシティといった複数のテーマでプログラムに関わる。それ以前は、PwCコンサルティングにて、消費財や製造業、IT、ヘルスケアといった幅広い業界の国内外の顧客企業に対して、経営戦略・事業戦略の策定を支援。東京大学法学部卒。


Scrum Venturesの投資判断のフロー

審査プロセス

審査プロセスは以下のフローになります。


 ①キャピタリスト面談
 ②社内定例会議(週1程度)
 ③DD/GP面談

 ④投資委員会

審査には平均1〜2ヶ月ほどかかります。

初回面談に必要な書類

以下の書類が必要です。


  • 会社紹介資料 

  • 事業の説明資料


その他、会社の状況に応じて依頼します。

投資判断における審査ポイント

重視する点は以下です。


  • 市場性(市場規模)

  • 課題やニーズ、ペインの深さ

プロトタイプ等MVPを用いて、Nice to Haveではなく、Must Haveな課題かどうか、顧客やユーザーのフィードバックを通じて検証したか

  • 創業チーム
    (ビジョンや熱量があるかどうか)

  • 社会へのインパクト

(中長期的に社会課題解決に寄与できるかどうか)

マッチしにくい/相性の良くない会社や起業家

こんな会社や起業家には投資しにくい、というポイントについて伺いました。

「バリュエーションが検討対象となる限りは、幅広く起業家の方々とお話してみたい」とのことです。


エンジェル投資家の探し方については下記にまとめましたので、興味がある場合はご一読ください。

関連記事:エンジェル投資家とは?出資の受け方、知っておくべき裏の顔 関連記事:エンジェル投資家とマッチングするには?おすすめ方法4選と落とし穴

独自のオープンイノベーションエコシステム「SCRUM STUDIO」とは

SCRUM STUDIO



Scrum Venturesでは、日本企業とグローバルスタートアップの新規事業創出を目的に、オープンイノベーションに貢献するプログラムの運営や、情報発信などを行っています。

プログラムは、国内外の大手企業と連携し、世界中から200名を超える各業界の専門家がメンターとしてサポートしています。


Scrum Venturesの投資先


これまで、日米合わせて90〜95社のスタートアップ企業などに投資しています。(2022/02/10時点)


代表的な投資先企業:株式会社エクサウィザーズ (日本)



画像出典元:会社HP https://exawizards.com/


【事業概要】超高齢社会に代表されるような社会課題を解決するために、AIを使ったソリューションや自社サービスを提供する。

【会社HP】https://exawizards.com/

【投資への経緯】どうAIを活用するか大企業のニーズを汲み取りながら上流部分(コンサル、要件定義)からワンストップでサービスを提供しAIの社会実装に真摯に取り組んでいる点、プラットフォーム(コンサル等)とプロダクトの両輪でビジネスモデルを構築されている点、また国内において最重要課題となっている介護や医療・FinTech領域に事業を展開されている点を評価しました。


代表的な投資先企業:LUUP (日本)




画像出典元:会社HP https://luup.sc/


【事業概要】電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティの短距離移動のためのシェアリング事業を展開。小型電動アシスト自転車と電動キックボードのシェアリングサービスを提供する。

【会社HP】https://luup.sc/

【投資への経緯】特に地方部で増加している交通弱者や高齢化社会のなかで、既存の交通機関で対応しきれない交通ニーズに応えようと、新しいモビリティの在り方を提供しようとする点が投資の決め手になりました。

代表的な投資先企業:ファーストアカウンティング株式会社 (日本)



画像出典元:会社HP https://www.fastaccounting.jp/


【事業概要】経理業務の効率化ソリューション 「Robota」の開発、提供。

【会社HP】https://www.fastaccounting.jp/

【投資への経緯】領収書や請求書などの紙をAIで読み取る精度の高さ、それに基づく大手企業への着実な導入実績からポテンシャルを感じました。


代表的な投資先企業:NOOM,inc. (米国)




画像出典元:会社HP https://www.noom.com/


【事業概要】認知行動療法、心理学的要素をベースとした減量アプリ「Noom Coachの提供など、ヘルスケア・予防医療領域でテクノロジーを開発。

【会社HP】https://www.noom.com/

【投資への経緯】創業前後からScrum Ventures創業者兼General Partnerである宮田氏とつながりがあり、初期のラウンドから出資。現在のデカコーンと呼ばれるまで追加投資も行いながら支援してきました。

まとめ

Scrum Venturesの特徴は、日米に多様なバックグラウンドを持ったメンバーがいることでクロスボーダーな知見を持って投資やバリューアップ支援を行えることです。Scrum Venturesは、投資だけでなくオープンイノベーションを推進するための取り組みにも力を入れています。興味のある方はぜひご連絡してみてください。


コンタクト時には、Scrum Venturesの公式HPに問い合わせるか、国内キャピタリストに直接ご連絡ください。

国内キャピタリスト(黒田さん):https://twitter.com/kurokensu


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