ドーガン・ベータの特徴・評判・投資先実績を独自取材

ドーガン・ベータの特徴・評判・投資先実績を独自取材

地域課題解決型ビジネスプランの壁打ちやアレンジ、シリーズAまでの伴走支援が強みのドーガン・ベータの特徴・投資先実績・投資判断のフローを解説します。





ドーガン・ベータの概要


設立

2017年1月4日(2006年にドーガンより分社化)

ファンド規模

4号 約19億円 (現在運営中)
累計約50億円

ファンド本数

4本

ファンドの特徴

・「金融の地産地消」をテーマに九州の事業会社等からの出資を集めており、地域課題解決型ビジネスプランの壁打ちや、市場を東京だけに限らない地方展開型の事業支援は特に経験豊富

・プレシード期からの投資可能


・事業仮説の解像感を上げるための投資前支援も積極的に実施。具体的には、潜在的な顧客やパートナーの紹介、市場調査や事業計画の練り込みなども支援を実施

投資ラウンド

Pre-Seed,Seed,Pre-Series A,SeriesA

バリュエーションレンジ

5,000万円~15億円

投資金額

500万円~1億円

リード投資

積極的にリード投資をする

海外投資

案件によっては投資もする

タイプ

VC

投資スタイル

ハンズオン

支援内容

・次回資金調達・ファイナンスの伴走型支援
・資本政策のデザイン

・ヒトモノカネに関するネットワークの提供

投資テーマ

ジャンル問わず幅広く投資

地域性

全国(主に九州・中国地方)

その他

起業初心者からの相談歓迎

学生起業家・若手起業家からの相談歓迎

研究者からの相談歓迎

社会人からの相談歓迎

スタートアップへの転職相談歓迎

フォロー投資に積極的

営業ネットワーク提供


・キャピタリスト4名に同時に相談が可能なプログラム"1on4"を不定期で開催

・自社メディア「ドーガン・データ・ラボ」の運営

会社HP

https://dogan.vc/

連絡先(StartupList)

林さん渡辺さん


ドーガン・ベータの組織体制

パートナー/ファンドマネージャー4名、IR/広報1名、ドーガングループによる地域ネットワークを活かした多面的な支援をしている。



林 龍平 代表取締役パートナー


1999年住友銀行、2001年シティバンク、エヌ・エイを経て、株式会社ドーガンに2005年より参画。主にベンチャー支援業務に取り組む。4本総額50億円のベンチャーファンド立ち上げを行い、これまでに約35件の投資を行ったほか、2012年には起業家支援のためのシリコンバレー型コワーキングスペース「OnRAMP」を福岡市に開設し、地元起業家のコミュニティ形成支援を行っている。また、2014年には福岡市がカルチュア・コンビニエンス・クラブと共同で中央区天神に開設した「スタートアップカフェ」の設立プロジェクトにも参画。2017年株式会社ドーガン・ベータ設立。

一般社団法人OnRAMP 代表理事、一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会 理事 地方創生部会長

福岡県出身 九州大学法学部卒



渡辺 麗斗 取締役パートナー


2012年の株式会社ドーガン参画以降、一貫して地域にこだわったベンチャー投資を担当。2017年にスピンオフする形で当社を設立。新産業が生み出す雇用の多様性によって地場経済の健全な新陳代謝が促されるという仮説のもと、VC投資という金融手法をはじめとしたサービスを提供している。コワーキングスペース「OnRAMP」の立ち上げや「福岡市スタートアップカフェ」の設立などにも関与し、広く起業支援という経済を根付かせる活動を行う。

静岡県出身 神戸大学経営学部卒



津野 省吾 ファンドマネージャー


2005年4月に株式会社宮崎太陽銀行入行。2011年には株式会社宮崎太陽キャピタルに出向し、ベンチャーキャピタル業務に従事。ベンチャーファンド3本の運営を行い、宮崎県を中心に15社のベンチャー企業へ投資。企業理念やミッションに共感し、2018年4月に弊社に参画。

宮崎県出身 信州大学経済学部卒



赤瀬太郎


地域に根ざしたスタートアップ支援の可能性に共感し2020年インターンとして参画。2021年4月より現職。ファンド投資先のソーシングから投資検討、市場調査、投資実行まで全ての業務に従事している。九州大学の起業部を2年間運営するなど、地方学生×スタートアップの文脈での活動も行う。ジェネレーションZ。

福岡県遠賀郡出身 九州大学経済学部卒  



有村尚子 IR/広報


2007年メリルリンチ日本証券入社、金融商品開発部にてセールスアシスタント・エグゼクティブアシスタント。その後バークレイズではイベントサポートなどを経験、2016年にUターンし、株式会社ドーガンに入社。ファンドバックオフィスやイベントの企画、運営などを担当。2019年より現職。熊本県出身 久留米大学法学部卒


ドーガン・ベータの投資判断のフロー


審査プロセス

審査プロセスは以下のフローになります。


  • STEP①:初期面談及び初期資料の受領

  • STEP②:事業の方向性やマイルストーン設定についてディスカッション

  • STEP③:方針が固まり次第マネジメントインタビュー(投資委員との面談)

  • STEP④:投資委員会にて審議(最短で3-4週間での投資決定)


プレシード期のスタートアップであれば、Angelラウンドでの投資を実行することもありますが、投資前支援の一環として継続的なディスカッションによる事業計画のすり合わせに数年かけることもあります。


初回面談に必要な書類

以下の書類が必要です。


  • Pitch Deck(資本政策案等を含む)


投資判断における審査ポイント

重視する点は以下です。


  • チーム・CEOの人物性- ガッツ・カリスマ・ビジョン・スキル等において成長が見込まれるか)

  • 戦略

- 事業戦略の方向性に納得感があるか 

- プロダクトについて、顧客の利用シーンを明確に意識できるか

- 競争優位性が見込まれるか

  • 市場

- 対象市場の規模・成長性は投資にふさわしいものか 

- 市場における一定シェアの確立を意識できるか

- 今後のトレンド変化の読みを踏まえたビジネスであるか

  • 収益性

- 10x(10倍)の投資回収を実現できるスケーラビリティがあるか

- 経営者にExit(IPO/M&A)の意識があるか

  • 社会性

- 付加価値の高い雇用を生み出すことのできる事業であるか

- そのプロダクト/サービスによって世の中の何を解決したいか、課題について明確であるか


マッチしにくい/相性の良くない会社や起業家

こんな会社や起業家には投資しにくい、というポイントについて伺いました。

  • プロダクトアウトな姿勢を壁打ちしても変えられない方(テクノロジードリブン(アプリ・技術優先)で顧客のニーズや視点が置き去りの状態ですと、投資しにくい


エンジェル投資家の探し方については下記にまとめましたので、興味がある場合はご一読ください。

関連記事:エンジェル投資家とは?出資の受け方、知っておくべき裏の顔 関連記事:エンジェル投資家とマッチングするには?おすすめ方法4選と落とし穴

オンライン起業相談・壁打ち相談プログラム「1on4」とは


1on4 プログラム




ドーガン・ベータを運営する全4名のキャピタリストに同時にピッチを行い、その後全員から個別に15分ずつのフィードバックを受けることができます。

また、メンタリング以降も継続的な相談相手として1名を担当に指名することも可能で、チーム全員で一人の起業家支援にあたり、起業家もその伴走者を選ぶことができるプログラムになっています。
エントリーは以下URLより随時受け付けているそうです。

https://dogan.vc/supportprogram


ドーガン・ベータの投資先


これまでに60社以上(年間10社以上のペースで)のスタートアップに投資しています。


代表的な投資先企業:ザ・ハーモニー



画像出典元:会社HP https://the-harmony.net/


【事業概要】九州大学医学部生による自主プロジェクトに端を発して2018年に創業し、病理診断におけるマシンビジョンの活用に挑戦をしている。

【会社HP】https://the-harmony.net/

【投資への経緯】認知症でもコミュニティ・施設事業を

事業の構想段階・創業初期からドーガン・ベータ代表の渡辺氏が壁打ちしており、エンジェルラウンドのアレンジなどを経て、2-3年かけて投資を実行し、継続支援しています。

現場で得た知見をベースに認知症・介護用ロボットを開発している企業であり、介護現場課題に対する解像度高く事業創りしている点を評価させていただきました。また、地域(福岡)に根付いた課題解決への想いにも強く共感しています。


代表的な投資先企業:JOINS



画像出典元:会社HP https://joins.co.jp/company


【事業概要】地方企業と大都市の副業・兼業人材のマッチングサービス「JOINS」の展開やEC構築や改善などを行なっている。

【会社HP】https://joins.co.jp/company

【投資への経緯】地域経済・地方のDX課題に真摯に向き合っている点を評価し、ドーガン・ベータでも、中小企業サイドの課題を理解していたため、出資含む支援を行なっています。
★「ドーガン・データ・ラボ」にて代表 猪尾さんへインタビューを行なっています。→記事はこちら


代表的な投資先企業:AGRIST



画像出典元:会社HP https://agrist.com/company


【事業概要】高齢化が進み、特に農産物の収穫の担い手不足における農家の課題を解決するため、自動収穫ロボットを提供。収穫量や売上に応じての課金システムや、ビニールハウスの設計、農業AIの開発を行う。

【会社HP】https://agrist.com/company

【投資への経緯】地域に根ざしたベンチャーキャピタルとして、農業の課題に取り組むことに意義を感じたとともに、シリコンバレーのスタートアップでの勤務経験もある創業者の斎藤さんの事業であればグローバルな展望も期待できるとの期待をこめ、投資に至りました。また、AGRIST社には宮崎県におけるベンチャーエコシステム構築への貢献も期待しています。


代表的な投資先企業:HYUGA PRIMARY CARE



画像出典元:会社HP https://www.hyuga-primary.care/ja/index.html


【事業概要】在宅患者に対する薬剤師による在宅訪問薬局サービス「きらり薬局」や、退院サポートサービス、ケアプランナーサービス

【会社HP】https://www.hyuga-primary.care/ja/index.html

【投資への経緯】創業初期の段階から、課題領域への解像度が高く、業務のシステム化や効率化といった価値づくりができていた点を評価しました。また、本社が福岡にあり、オフラインで情報のキャッチアップができるという点もプラスの点としてありました。

★2021年上場。「ドーガン・データ・ラボ」にて代表 黒木さんへインタビューを行なっています。→記事はこちら


その他投資先企業

その他投資先情報は以下をご参照ください。

https://dogan.vc/portfolio


まとめ


ドーガン・ベータの特徴は、「金融の地産地消」をテーマに九州の事業会社等からの出資を集めており、地域課題解決型ビジネスプランの壁打ちや、市場を東京だけに限らない地方展開型の事業支援経験が豊富である点です。プレシード期からの投資も可能ですが、事業仮説の解像度を上げるための投資前支援に積極的で、潜在的な顧客やパートナーの紹介、市場調査やそれを受けての事業計画の練り込みなどを行っています。また、九州や中国地方だけでなく全国的に投資検討が可能です。興味のある方はぜひご連絡してみてください。

※概要欄に連絡先を記載しております。


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採用


ドーガン・ベータでは、現在キャピタリストの採用活動を行っております。

https://dogan.vc/recruit


なお、本記事は国内最大級の起業家・投資家・事業会社のマッチングサービス「スタートアップリスト(Startup List)」が提供しております。資金調達や事業連携先をみつけたいスタートアップはぜひご活用ください。

https://www.startuplist.jp/