日本ベンチャーキャピタル(NVCC)の特徴・評判・投資先実績を独自取材

日本ベンチャーキャピタル(NVCC)の特徴・評判・投資先実績を独自取材

アカデミアや大手企業との連携も活かして、幅広い業種に投資する日本ベンチャーキャピタルの特徴・投資先実績・投資判断のフローを解説します


投資テーマや投資スタイル、組織体制などを独自取材しました!

(作成:StartupList編集部 最終更新:2022/03/14)






日本ベンチャーキャピタルの概要


設立

1996年2月

所在地

東京都千代田区 (日本橋・大阪にも拠点あり)

ファンド規模

累計1,000億円以上 現在380億円運用中

ファンド本数

累計28本 現在10本運用中

ファンドの特徴

・マルチステージの企業への投資が可能

・大学ファンドも運用し、大学発ベンチャーや技術スタートアップを支援

投資ラウンド

Pre-SeriesA, SeriesA, SeriesB以降, Pre-IPO

バリュエーションレンジ

数億〜数十億円

投資金額

初回投資の場合、1000万〜2億円 

リード投資

場合によってはリード投資を行う

海外投資

行わない

タイプ

VC

投資スタイル

ハンズイフ

支援内容

担当キャピタリストが投資先との関係や要望に応じて支援
(例)月1回経営会議 / 取締役会議 への参加、営業紹介

投資テーマ

IT領域、バイオ・創薬領域、環境エネルギー領域など、幅広い業種に対し、実質均等になる形で投資実績あり

地域性

全国

その他

・役員陣には、社外取締役として国内屈指の経営者らが参画

・スタートアップ 転職の相談歓迎

会社HP

https://www.nvcc.co.jp/

連絡先(StartupList)

清水さん劉さん


日本ベンチャーキャピタルの組織体制

15名で投資検討・実行を行っています。




奥原 主一 代表取締役会長

東京大学工学部産業機械工学科卒、東京大学工学系研究科機械情報工学修了。

アンダーセンコンサルティング(現:アクセンチュア)を経て、1998年日本ベンチャーキャピタルに入社。入社後一貫してアーリーステージからのベンチャー企業への投資を行っている。公認会計士登録、同志社大学商学系研究科講師(2000年〜2007年)、塩野義製薬監査役(2020年6月〜)。




桑園 寛之 取締役 専務執行役員 投資部門担当

慶應義塾大学商学部卒。日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)に入社。

2001 年よりベンチャー関連の投融資業務を行い、銀行子会社でのVC業務を経て2009 年に日本ベンチャーキャピタルへ入社。20 年のVC 投資のキャリアの中で60 社以上への投資を行ってきた。当社ではB2B のIT テクノロジーベンチャーを中心に、サービス・金融など幅広い分野へ投資を行っている。上場実績は「チームスピリット」「フィーチャ」など。





清水力 投資部門 ベンチャーキャピタリスト

東京大学工学部機械情報工学科卒。東京大学新領域創成科学研究科基盤情報学専攻修了。在学中に取締役CTOとして学生ベンチャーの経営に参画。アクセンチュアを経て、2009年日本ベンチャーキャピタルに入社。前職ではSAP導入、PMI等のプロジェクトに従事、当社ではIT系ベンチャーを中心に投資を行っている。担当投資先は「ユカイ工学」「Datasign」など。




劉宇陽

京都大学大学院修士課程修了。博報堂を経て、日本ベンチャーキャピタルに入社。2017年当社入社。 TMT やバイオテクノロジーなど幅広い投資を検討する。グローバルの視点での経営支援を行い、バリューアップにコミットする。担当投資先は「globee」「magicmoment」「veritas in silico」など

国内大学と連携したファンドの運用

日本ベンチャーキャピタルでは、国内大学と連携したファンドの運用を複数行っており、大学発ベンチャーの起業支援やアントレプレナー教育にも積極的に取り組んでいます。

これまでに、以下の大学とのファンド運用実績があります。


  • 大阪大学

  • 岐阜大学

  • 京都大学

  • 同志社大学

  • 豊橋技術科学大学

  • 名古屋大学

  • 名古屋工業大学

  • 三重大学

日本ベンチャーキャピタルの投資判断のフロー

審査プロセス

審査プロセスは以下のフローになります。


 ①キャピタリスト面談(複数回)

 ②社内投資検討会
 ③投資委員会(投資先候補によるプレゼン発表とQ&A)

審査には、最短で2〜3ヶ月かかります。

初回面談に必要な書類

以下の書類が必要です。


  • ピッチ資料 

  • 事業計画

  • 試算表

  • 資本政策表

投資判断における審査ポイント

重視する点は以下です。


  • 創業者やチーム

  • 解決する課題とニーズ

  • 市場性

  • 成長性

  • 技術面の評価と可能性

マッチしにくい/相性の良くない会社や起業家

こんな会社や起業家には投資しにくい、というポイントについて伺いました。


  • 顧客のフィードバックが得られていない状態の場合

日本ベンチャーキャピタルの投資先


これまでに、1,000社以上のスタートアップに投資しています。(2022/02/18時点)


代表的な投資先企業:株式会社TOKYO BASE



画像出典元:会社HP https://tokyobase.co.jp/


【事業概要】セレクトショップ事業「STUDIOUS」「THE TOKYO」の運営。ブランド事業「UNITED TOKYO」「PUBLIC TOKYO」「A+ TOKYO」の運営。

【会社HP】https://tokyobase.co.jp/
【投資への経緯】セレクトショップ店舗が1,2軒のタイミングで初回投資をし、継続的に支援を行い順調に成長。IPOに成功しています。


代表的な投資先企業:株式会社ペルセウスプロテオミクス



画像出典元:会社HP https://www.ppmx.com/


【事業概要】抗体医薬品事業、閣内受容体創薬事業、診断マーカー事業、研究試薬事業

【会社HP】https://www.ppmx.com/

【投資への経緯】ペルセウスプロテオミクス社は、元々日本ベンチャーキャピタルとして関係の深い、富士フィルムの子会社でした。上場を目指し連結を外すための資金調達でリード投資家をつとめました。IPOに成功しています。

代表的な投資先企業:ブルーイノベーション株式会社



画像出典元:会社HP https://www.blue-i.co.jp/

【事業概要】複数のドローン・ロボットを遠隔で制御し、統合管理するためのベースプラットフォーム「Blue Earth Platform」の開発、提供。

【会社HP】https://www.blue-i.co.jp/
【投資への経緯】2015年に関西文化学術研究都市の中核研究機関ATRと設立したファンド「けいはんな学研都市ATRベンチャー」から、リード投資家として出資しました。ATRでは、ブルーイノベーション社と共同開発を行っており、ドローンソリューションにおいて国内トップクラスの実績を有する企業に成長しました。


まとめ

日本ベンチャーキャピタルの特徴は、大学ファンドの運用や大企業との連携などを活かして、あらゆる事業に投資ができることです。これまでに1,000社を超える投資実績(うち150社以上が上場)と歴史があり、投資チームにはベテランキャピタリストが多いことも強みになっています。ご興味ある方はぜひご連絡してみてください。

※概要欄に連絡先を記載しております。


なお、本記事は国内最大級の起業家・投資家・事業会社のマッチングサービス「スタートアップリスト(Startup List)」が提供しております。資金調達や事業連携先をみつけたいスタートアップはぜひご活用ください。

https://www.startuplist.jp/